鯉のぼり、今むかし

  • 2015.04.26 Sunday
  • 09:10

わし、タケちゃん。

『タケちゃん。大石さんは、多いときは
 一年に二千匹の鯉のぼりを作りよっちゃったんと!』

えっ、二千匹!

『その頃は、工房も三カ所にあって、
 塗りを手伝うてくれる人を雇うて、それは忙しかったそうなん。』

その頃いうて、いつ頃?

『大石さんが鯉のぼりづくりをはじめたんは、昭和39年からなんと。
 その頃、大竹では鯉のぼりづくりをやめる家が相次いで、
 和紙の問屋の大石家の若奥さん(つまり大石雅子さん)が
 鯉のぼりをつくることになったそうなん』

どんな風に修業しちゃったん?

『大石さんは、絵を描くんがもともと好きじやったんと。
 ほいで、描き方はざっと習うたんじゃけど、
 教えてくれる人がのうて、貼り方は独学なんと。
 その当時、鯉のぼりいうたら5メートルが常識じゃったそうじゃけぇ、
 つくるんも大変じゃったじゃろうねぇ』

えっ、5メートルが常識。
今とはえらい違いじゃね。



『戦前までは、和紙でしか作られとらんかった鯉のぼりじゃけど、
 その後、木綿製が出で、次に軽いナイロン製が出たんと。
 和紙がいくら丈夫じゃというても雨には弱いけぇ、
 どんどん紙の鯉のぼりは減っていったんと』

ほういやぁ、和紙工房のボランティアさん。
40年以上前に使うとった和紙の鯉のぼりを
ずっと探しとっての人のこと、この前、話しとらんかった?

『ほうなんよ。和紙の鯉のぼりのファンは全国を見回すと
 まだえっとおってじゃと思うよ』

大石さんの工房では、去年は150匹ほど販売したそうな。

50年ちかく前に比べるとケタが違うが
ことしも全国のいろんなところで、
手描き鯉のぼりに歓声があがっとることじゃろうの。

わし、わくわくするでぇ。

◆手がき鯉のぼり(広島県和紙紹介・大石雅子)
 〒739-0615 広島県大竹市元町4丁目5-14
 ☎ 0827-52-2204
 
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