環(めぐる)手漉き和紙

  • 2013.03.04 Monday
  • 14:13
 


                                     2013.3.4

わし、タケちゃん。


東日本大震災が起きてから、来週の月曜日で丸二年じゃあ。

わし、いちおう大竹和紙工房のマスコットキャラクターなんじゃが、

わしの生みの親のデザイナーさんは、

『3.11 東日本大震災を忘れない追悼の集い広島2013』いうイベントの

参加を呼びかけるイラストをかいた・・・言うとった。


地震が起きた3月11日の2時46分に、

被災地のほうに向こうて黙とうしよう!言うて、

呼びかけとるんと。

広島の平和公園の親水テラスで、

キャンドルを灯して集いもするそうでぇ。


和紙工房のボランティアさんにこの話をしたら、

「タケちゃん、ちっと前に、この一筆箋とハガキを買うたんよ」

言うて、見せてくれたんがこれじゃ。



『環(めぐる)手漉き和紙』いうんと。

この手漉き和紙は、

東北のデザイナーさんらぁが

震災復興のために何かできんかと考えた

『TOMODACHI DESIGN』いう支援プロジェクトの一つなん。

地震や津波で倒れた生木や流木のチップを入れて、

東北の職人さんらぁが漉いたもんなんと。


大震災で東北の手漉き職人さんらぁの仕事が減っとるけぇ、

おしゃれな一筆箋やハガキをつくって、

仕事を提供するんがねらいらしい。

ほんま、アタマがええでぇ。


じゃけど、和紙工房のボランティアさんは

「想いがこもった便せんじゃけぇ。なかなか使えんのんよ」

言うとった。

気持ちはわかるんじゃが、

使うて、また注文してあげんと意味がないけぇ、

どんどん手紙を書きんさい!いうたんでぇ、わし。


わしの知っとるデザイナーさんもそうじゃが

自分の技をいかして、

だれかの役に立てるんはええのぉ。

わし、何ができるじゃろか?

割と真剣にかんがえとるんよ。












津和野びより

  • 2012.11.19 Monday
  • 08:13
 

                                                 
                                                                                                 2012.11.19

わし、タケちゃん。


紅葉がきれいじゃった。

津和野に行ったで〜。



これでもわし、大竹和紙工房のマスコットキャラクターじゃろう。

まちを歩くとのぉ、

「和紙」いう文字がぶち気になるん。

フラフラ〜と、店に入ってしもうたんよ。

ほしたら、ちょうど手漉きの実演がはじまったん。







職人さんが竹の棒で力強う原料をかき混ぜはじめると

店で買い物をしとったお客さんが集まってきてのぉ。

紙漉きのはじまりじゃ。

職人さんが桁(けた)をリズミカルに動かして紙を漉くと

「見とって、気持ちがええね〜」の声。

漉きあがった紙を紙床(しと)に移すと

「何枚も重ねて、くっつかんのん?」

「この後、どうやって乾かすん?」

・・・・・質問攻めじゃった。


そうよの〜、紙漉きを身近で見る機会は

あんまりないけぇ、

旅の途中で実演を見るとうれしゅうて

テンションあがるんかもしれんね。



ほいで、もう一軒、寄ったんよ。

ここでは

団体さんの「紙漉き体験」がちょうど終わったばかりじゃった。

色紙じゃろうか、

押し花や金粉を散らせてのぉ、

おしゃれなん。



「お客さんには、いつ渡すんですか?」

言うて聞いたら、

「一時間後に渡します。

時間のないお客さんの時は、送ります」

いうことじゃった。

自分でつくったもんを

旅の土産にするのもええのぉ。



むかし、和紙づくりは、石見地方の代表的な産業で、

津和野藩の貴重な財源じゃったんと。

津和野でも売っとった石州半紙(ユネスコ無形文化遺産)は、

現在は、浜田市の三隅町を中心につくられとって

津和野の和紙づくりは昔ほど盛んじゃないようじゃ。

じゃけど、津和野には年間100万人が観光に来るんじゃと。

世界に誇る手漉き和紙を伝える・・いう意味では、

このまち、ええシゴトしとると思うでぇ。






岩国半紙

  • 2012.10.05 Friday
  • 10:00
                                     2012.10.5

わし、タケちゃん。


久しぶりに、錦帯橋へ行ったん。

のんびり遊覧船がつながれとって、

なんかホッとするんよ、ここへ来ると。

やっぱり清流をみると、こころがなごむんじゃろか。



ところで、清流いやぁ、すぐ和紙のことが思い浮かぶん。

今は絶えてしもうとるが

岩国には、「岩国半紙(いわくにばんし)」いう、名高い紙があったそうで。

近松門左衛門さんいう人がかいた「心中天網島」いう人気芝居に、

「岩国の紙の仕切金・・・」いうせりふが出てくるほど有名じゃったんじゃて。


岩国藩は、小藩でのぉ、

萩の毛利家から支藩のような扱いを受けとったんじゃが

質のええ紙をせっせと作って、大阪で売りさばき、財源にしとったそうなん。

広島藩もそうじゃけど、

和紙は、農民に生産量を割り当ててつくらせ、

藩が一手に扱うとったんじゃて。

今のように自由に売り買いできんかったんじゃね。

岩国藩は、楮の植え付けを奨励するため、

「軒別三株楮」いう制度をつくって、

各家ごとにコウゾを三株植えることを義務づけとったそうじゃ。

大竹和紙もコウゾの栽培で苦労しとるけぇ、

こんな制度が今あったらラクなのにのぉ〜


岩国半紙は、昭和10年ごろまで漉かれとったいうことじゃが

技術を伝えるとる人はおらんのじゃろうか。

もったいないのぉ。


錦川の上流にある山代地方には、

「山代和紙(やましろわし)」いう歴史ある和紙があるんじゃと。

周南市の鹿野地区では、この山代和紙が今も漉かれとるんじゃ。

一度、たずねてみたいのぉ。



おまけの話じゃけど、

錦帯橋を一般の人が通れるようになったんは、

明治以降のことじゃそうで。

江戸時代は、武士や一部の商人しか、渡れんかったんじゃと。

一国一城令で城の持てんかった岩国藩にとっては、

錦帯橋は、城のようなものじゃったんじゃね。

読書の秋

  • 2012.09.14 Friday
  • 14:14
                                     2012.9.14


わし、タケちゃん。


少しずつ秋らしゅうなってきたのぉ。

和紙工房のボランティアさんは

夏の間は、暑うて本を読む気にならんかったけど、

これからは本を読むでぇ・・・いうて、

おしゃれなブックカバーとしおりをインターネットで注文したん。

本を買いに行くんじゃのうて、まずブックカバーを買う。

どういうんじゃろうね、

何事もカタチから入るみたいじゃ。



ブックカバーとしおりが届いたんで見せてもろうたんじゃけど、

こだわっただけあって、これがええんよ。



京都の「竹笹堂」いう手摺木版の工房のもんなんじゃけど、

和紙に、花模様が摺ってあるん。ぜんぶ手作業なんじゃて。

やさしい色合いでの、和紙の雰囲気とよう合うんよ。

木版画ちゅうたら浮世絵が有名じゃが、

いまでも日本の木版画は世界に高く評価されとるんじゃて。


ところで、説明書きに「汚れが目立ったら思い切って手で丸めてシワ加工。

丈夫な和紙は破れにくく、3年ほど使えます」いうて書いてあったで。

和紙はシワになってもええ感じじゃけぇの。

自分らぁのつくるものを大切にしてもらいたい・・いう気持ちがあらわれとって、

わし、感心したんよ。



しおりのほうは、ひょうたんの絵柄での、

こういうんをポップちゅうんじゃろか。

人間国宝の岩野市兵衛さんの越前奉書紙を使うとるんじゃて。

ひゃー、わし、はじめて人間国宝さんの和紙をいろうたでぇ。

奉書紙(ほうしょがみ)は、コウゾに白土を入れて作るんそうなん。

風格のある、立派な紙じゃね。


ボランティアさんは、「竹笹堂」のことをJR西日本が出しとる

「旅こよみ」ちゅう情報誌で知ったんじゃて。



駅にたいてい置いてあるけぇ、愛読しとるんそうなん。

お店は、京都四条烏丸ちゅうところにあるけぇ、

一度、訪ねてみたい・・言うとったで。

秋の京都かぁ・・・、ええじゃろね。

うまいもんもえっとあるじゃろね。

わしも行くで!


◆◆木版司 竹笹堂  http://www.takezasa.co.jp/index.html

                           

秋の気配

  • 2012.09.01 Saturday
  • 07:06
                                     2012.9.1

わし、タケちゃん。


9月になったのぉ

この夏は、予想しちょった以上に暑かったけぇ、

9月になるのが待ち遠しかったでぇ。



ボランティアさんはの、

この夏、はりきっておしゃれな帽子を買うたのに

どっこも行けんかったぁ・・ちゅうてぼやいとった。



その帽子はの、和紙に天然のクマザサを漉きこんでつくった

「ささ和紙」ちゅうんで編んであるんじゃと。

繊維に無数にあいちょる細かい穴が空気をためこむけぇ、

麦わら帽子と比べても涼しいんじゃと。


「9月になったけぇ、これかぶって、

コウゾの木がどんだけ大きうなったか和紙の里へ見に行くけぇね」

ちゅうて、はりきっとってじゃ。

コウゾの木かぁ・・・。

おおたけ手漉き和紙保存会の会長さんらぁが

炎天下も世話をようしちゃったけぇ、大きいなっとるじゃろうね。

わしも見に行くでぇ。


手漉きのほうは、暑いと紙漉きに欠かせん「ネリ」が効かんので、

もうちっと再開は先になるそうなん。

あのチャプ〜ンちゅう、気持ちのええ水の音が聞こえるようになったら

秋のはじまりじゃ。

楽しみにしとるんよ。




福島県 上川崎和紙

  • 2012.08.17 Friday
  • 05:38
 わし、タケちゃん。


ちっと前のことじゃが、

おおたけ手すき和紙保存会の会長さんが

「これを和紙工房に貼ってくれんかのぉ」ちゅうて、

ポスターとチラシを持ってきちゃったん。


それはの福島県の二本松市ちゅうまちで漉かれとる

上川崎和紙の保存会の人らぁが主催しとる

「第12回和紙アートコンクールの募集」じゃった。

郵送されてきたんじゃと。



わし、全国の和紙のことはあんまり知らんけぇ、

上川崎和紙を知らんかったんじゃけど千年の歴史があるんそうなん。

大竹和紙は400年以上の伝統があるんじゃが

上には上があるもんじゃ。

平安時代には「みちのくの紙」ちゅうて、とうとばれての、

紫式部さんや清少納言さんに愛された「まゆみがみ」ちゅうんは、

ここで漉かれた和紙のことじゃといわれとるんじゃて。

「まゆみがみ」ちゅうて、何なんじゃろね。


二本松市は、福島県の中北部で

わしらぁがよう耳にする福島原発からは離れちょるんじゃけど、

東日本大震災じゃあ、被害も少なくなかったかもしれんし・・。

10年以上続いとる「和紙アートコンクール」の火を消さんために

みんな頑張っとってんじゃろうねぇ。

人口が6万人に足らんぐらいの城下町なんじゃけど、

熱意がすごいと思うでぇ。




ほいで、和紙アートコンクールのことなんじゃが

和紙が主体のオリジナルなアート作品ちゅうて書いてあった。

受付は、9月10日から一週間なんじゃて。

アート作品ちゅうたら、どんなもんなんじゃろか。

興味があったら、下をみんさい。詳しゅう、書いてあるけぇ。


◆福島県二本松市 和紙伝承館からのお知らせ

http://www.michinoeki-adachi.jp/washi/new/20110723.html

石州和紙会館

  • 2012.07.13 Friday
  • 17:52

わし、タケちゃん。


今日、テレビ新広島の「ひろしま満点ママ」の

「旅ガール」ちゅうコーナーで、

石州半紙のこと、紹介しとったで。


ひゃ〜、おどろいた!

浜田に石州和紙の会館があるんは

知っとったんじゃが、

こげえな立派な施設じゃとは思わんかったで。

紙漉きの工程を紹介する展示室やショップ、

紙漉き体験をする工房なんかが

バ〜〜〜ンとあるん。




石州半紙は、重要無形文化財やユネスコの無形文化遺産にもなっとる

日本を代表する和紙じゃけぇ、

立派な施設があって当然なんじゃが、

浜田ちゅうたら、人口6万人ぐらいじゃけぇね。

そんな、おおきゅうないまちが、

こげえな伝統文化を守る施設を持っとるんは、えらい!と思うでぇ。


コウゾは、いま“芽かき”で忙しいけぇ、

栽培をしとる農家さんを、紙漉きをする伝統工芸士さんらぁが手伝う様子も

テレビで紹介しとった。

レポーターの“旅ガール”さんは、自分で漉いたはがきを

うれしそうに司会の人らぁに見せとったで。

旅っちゅうんは、名所を見るのもええけど、

自分でなんか体験すると思い出になるけぇね、

手漉きハガキは土産にもなるし、ええかもしれんね。


ほいで、石州和紙会館の後は、江津を訪ねて

有福温泉の宿を紹介しとった。

ここもオシャレじゃったでぇ。


浜田ちゅうたら近いけぇ、

観光もかねて、今度、行ってみたいと思うたんよ。


◆ひろしま満点ママ 「晴れときどき 旅ガール」2012年7月13日放送分

http://wwwz.tss-tv.co.jp/mama/tabigirl/

かわいい紙の道具

  • 2012.07.05 Thursday
  • 14:36
わし、タケちゃん。


雨がやむと、急に蒸し暑うなるのぉ。

すっきりせんけぇ、

ええもん、見せたげるけぇね。



これなんか、わかる?



そう、祝儀袋なん。

「おくるみぶくろ あかちゃん」ちゅう、

名前がついとるんで。

おくるみぶくろのように折った、たとう袋に

和紙のあかちゃんがくるまれちょって、かわいいん。

大竹和紙工房のボランティアさんが、インターネットで見つけて注文したん。

「紅葉」「茶」「水」「楮」の4種類の色があるんよ。


この祝儀袋はの、『かみみの』ちゅうブランドの商品で

岐阜県の美濃地方でつくられとるん。

デザイナーとメーカーがいっしょになって、

いろんな紙の道具を提案しちょるプロジェクトなんじゃて。



「おてがみすばこ ことり」ちゅう、折り紙サイズの一筆箋もあるんでぇ。

伝言を書いて机の上に置いたりしておくんじゃと。

わしもいっぺん、そんなしゃれたこと、やってみたいで。



「かみのかびん 延筒」はの、

上下にひっぱると、提灯のように延びて花瓶になるん。

霧吹きで水を吹き付けてから乾燥させての、

ペットボトルやコップにかぶせて使うん。

ちょっとしたプレゼントに喜ばれるかもしれんのぉ。


美濃は、1300年以上前の戸籍にも使われちょった

日本でもっとも古い和紙の産地なんじゃて。

飛鳥時代から続いとる紙漉きの技術が

こんな洒落た紙の道具に活かされちょるなんて、

すごいと思わん。

やっぱり日本人は、紙が好きなんじゃね。


◆かみみの

http://www.kamimino.jp/about.html

和綴じの帳面

  • 2012.06.13 Wednesday
  • 10:43
 わし、タケちゃん。


「和綴じ」ちゅうんを知っとる?

昔からある製本法のことなんよ。

ページのめくる部分が「わ」になっちょって、

右側を糸で綴じるんがきまりらしいでぇ。



写真の帳面はの、

手がき鯉のぼりで知られとる

「広島県和紙商会」さんが作っとってなんじゃけど、

なんか、ほわ〜んとした感じがなごむんよ。

洋紙と違うて、和紙は空気を含んどるけぇね、

糸できゅっと締めると、きれいにまとまるんじゃて。


和紙を扱うとると、

“むかしの人はえらいのぉ”て思うことがたびたびあるんじゃけど、

和綴じにも工夫があるんでぇ。

それはの、紙でつくった「こより」を使うて

下綴じがしてあることなん。

こよりで、和紙の束を綴じておけば、糸が切れても

和本はばらけることがないんじゃと。


「こより」は、そんなに強いん?

そう思う人は、ためしに、和紙でこよりを作ってみんさい。

ほんまに強いけぇ。びっくりするで。


和綴じには、いろんな方法があるそうなんじゃけど、

「四つ目綴じ」ちゅうのは、

ちょっとコツを覚えれば、わしでもできそうじゃ。

わし、ちっこい本をつくって、

スタンプ帳にしたいん。

うもぅ、でけたら、見せるけぇの。



粋な江戸千代紙

  • 2012.06.10 Sunday
  • 08:20
 わし、タケちゃん。

大竹和紙工房のマスコットキャラクターなんで。



この間、ボランティアさんがの、

「ええもん、見せてあげようか」ちゅうて、

きれいな和紙を出してきちゃったん。



「江戸千代紙」言うんじゃて。

「いせ辰」とかいう、江戸時代から続いとる有名な店の品で、

この店にゃ、千種類以上の図柄が残っとるそうなん。

小箱とか紙人形とか、千代紙をつかったもんも色々あって、

外人さんにも、えらい人気があるそうじゃ。

こげぇに、きれいな和紙なら、外国でも評判になるのぉ。


ボランティアさんの話じゃ、

江戸千代紙ちゅうのは、「粋」なんが特徴なんじゃて。

色づかいは派手なんじゃが、アカヌケとるちゅうか・・。

江戸は、歌舞伎のまちじゃけぇ、

影響もあるんじゃろうか。



和紙工房にも、ボランティアさんが気に入った千代紙でつくった小物入れがあるんよ。

ちっこい瓶を入れて、アジサイをさしてみたんじゃが

ナイスじゃね。

普段は、メモを入れたりして使うちょるんよ。

千代紙は、いろんな楽しみ方ができるけぇ、ええのぉ。




わしも、ガールフレンドへの贈りものは、

千代紙をはった箱に入れて、点数をかせごうかね。

じゃけど、忘れとった。

わし、ぶち、不器用なん。

まっ、ココロがこもっちょれば、ええか!


ボランティアさ〜ん、虎の子の千代紙、

ちょびっと、くれん?


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